一無創帖

一つを無にし清き空間を創る

人間の幸福度

最近、アメリカへ楽器のオーダーをしました。



ホームページを拝見しますと、ファミリー経営のお店で、初めに楽器製作をしたのは娘さんのためで、だんだん工房としてお仕事をされるようになったようです。


お店の主人は、時々ファミリーで写真を撮っては、6人のお子様の成長や家族のできごとを報告されています。


娘さんが結婚、お孫さんが生まれ、さらにその姉妹も結婚して従兄弟ができた、また6番めの子供が高校を卒業したとか、

ファミリーが増えて、お子様やお孫さんが大きくなっていく様子を喜びに満ちたお写真と共につづっておられます。


アメリカでは18歳が成人で、6番めのお子様が高校を卒業された時には、立派に成長された息子を眺めて『私たちはやり遂げた』と親としての感慨にあふれている様子が伝わってきました。


そして祖父母の訃報など悲しいことも…。

人生の喜び、悲しみの中で、親として6人のお子様を立派に育て、ファミリーでお仕事をし、時に一緒に旅行をし、クリスマスや大切なイベントで集まり、ファミリーで写真を撮り…幸せの一瞬がすぎて、1ページがまた彩られていきます。


私はアメリカという国へは行ったことはありませんが、日本とは人間の幸福度が違うように感じます。


もっとも海外でも、家族は多種多様ですので一概に言えませんが、お写真から伝わってくる幸福感が異なるのです。


最近のニュースで、日本の政府は残業についての管理体制、また東京都知事は20時までの退出を言及しています。


日本は、昔からよく働くことが美徳で、働いて働いて戦後を乗り越えてきたものの、働きすぎて過労死したり、会社や上司のパワハラに苦しめられたり、不当な扱いで仕事をせざるを得ない時代になっています。


東京は首都で都心とはいえ、地方都市の自分からすると20時でも遅く感じます。


夜遅くまで働くのが当たり前で、17〜18時に仕事を終えて、子供たちや家族と一緒に食べ、休日を家族と一緒に、または身体を休めて静かにすごす、という当たり前のことを忘れています。


誰もが健康に、健全に仕事をして、人として幸せな人生を歩むということから、遠ざかってしまっているように感じるのです。


我欲に満ちた人たちの撒き散らしている社会のシステムに組み込まれ、夜遅くまで働き、週末も休みもない、というのは、人が心身共に健康に幸せに生きる上で問題なのです。


深夜のお仕事もあると思いますが、社会全体でどんどん終電の時間を遅くするより、皆が早く帰宅でき、夜は休み、週末は静かにすごすという人として健康に生きる方向へ世の中が変わっていくことを望みます。


このところ、凄惨な事件がつづいています。

人の心身の健康や幸せについて、いろいろと考えさせられます。




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