一無創帖

一つを無にし清き空間を創る

古代の楽器

私の弾いている楽器は、もともとは神々のため、祭儀やお墓で故人のため、また癒しのために奏されてきました。



最近は、西洋のちいさな竪琴を弾いていますが、神仏や精神修行のため、日本の琴(きん)も弾きはじめました。


日本神話に大国主命様の天沼琴(あめのぬごと)というご神器が伝えられていますが、琴は神の声を聞く楽器と云われ、祭儀に奏されてきたとされています。


現代に伝わる琴が古代ではどんなものであったかは知るよしもありませんが、琴を弾く埴輪があり、おそらく祭儀で弾かれていたように思われます。

琴を弾く仏様の仏像もあり、古くから弾かれていたことには違いありません。



琴(きん)の奏者を訪ねた時のことです。

お座敷に神様の掛け軸が祀られていました。


琴をお弾きになられる方とお話ししていますと、掛け軸に神様がおられることを感じました。


このお方が琴を奏でますと、なんと神様が掛け軸の外へ出られています。


この神様は、大国主命様ではありませんが、琴に合わせて音色に寄り添うようにおられます。


大変驚きました。


しかも、お部屋ではちいさなお姿であることが多いのですが、神社でお出ましになられるようなお姿なのです。



古代琴は、現代に伝わる琴とは異なると思われますが、いずれにしても琴はご神事に使われた楽器と思われます。


言葉で人や空間を清められるようになりましたが、古代の人々は祈りや言霊の力を唄(うた)へのせていたのでしょうか。


この琴を奏でますと、神様が身体に入られたり、そばにおられるのを感じます。

西洋の楽器を奏でてもおられますが、日本の楽器だとまさに神懸(か)る感じです。



大国主命様の天沼琴(あめのぬごと)は、どんな琴でどのような音色なのでしょう…神仏に想いを馳せながら、今日も琴を奏でます。


いつか琴引山を訪れたいと思います。(^_^)




広告を非表示にする